百術不如一誠

社長ブログ

百術不如一誠

代弁者

小池さんのブログより
弊社も、そよ風を採用しているので・・・
なんだかすっきりしました。
以下・・小池ブログより
福島原発の事故により、空気も水も汚染され、まことに憂慮すべき事態が生じています。
この汚染により、OMソーラーなど空気集熱式ソーラーの運転が休止を余儀なくされています。外気(空気)を温めて室内に取り込むシステムなので、外の空気が汚染されると休止せざるを得ないのです。
ましてや今回は、得体が知れず、身の毛もよだつ放射能汚染です。
この事実をもって、このシステムの本質的な欠陥だとする批判を耳にしました。今回のことで、この技術はもうダメだ」と言いたげの話でした。このような、お粗末で、頓珍漢な風評が撒き散らされては困るので、一言、わたしの意見を述べておきます。
この指摘は「空気を吸うな」と言うに等しいもので、非常に奇怪というほかありません。
人が呼吸器官を持つように、家にも呼吸器官を持たせ、それを太陽熱で温めて暖房や給湯に利用するというのが、このシステムの特長です。
もし、それを休止せざるを得ないとすれば、外界自体の汚染が由々しき状態にあることを示しているのであって、この技術の欠陥でも何でもありません。人に、口を閉じろ、目を開くな、肌に触れるなというのと同じで、この場合、人の身体の側に問題があるというのでしょうか。本末転倒というほかありません。
責任は、一にかかって原発による放射能汚染にあるのであり、空気も吸えない、水も飲めない、そんな異常事態を首肯することなど、まっぴら御免です。
この問題は、自然に向かって閉じるのか、開くのかという、現代家屋のあり方を鋭く問いかけていると思います。部屋に籠り切って、空気調整して、人が暮らせるものでしょうか。
住まいは宇宙ステーションのカプセルではありません。住まいは暮らしの場であり、子どもが育つ場です。自然から生まれて来た人間は、自然に接することでリフレッシュできる生物です。宇宙飛行士野口 聡一さんは、国際宇宙ステーション(ISS)に5ヶ月間滞在して地球に戻ってきたとき、最初に感じたのは、地球の草の匂いでした。宇宙にいて思うのは、かけがえのない自然に溢れた地球でした。
雲の上を飛ぶ旅客機だって、窓があります。雲しか見えなくても、人は外界に接することによって安心を得られるのです。
どんな汚染もシャットアウトできる閉ざされた空間が、人の居場所として幸せな筈がありません。
だから、問われるべきは原発の放射能汚染なのです。
この異常事態を「日常」にしてはなりません。