理想の暮らしを 叶えるために
旭市H邸
年代を揃えたヴィンテージ家具。自分たちで塗装した無垢材のドア。スイッチ 一つに至るまで選び抜き、まさに「好きなモノだけに囲まれた暮らし」を実現したHさんご夫妻。でも、こだわわったのは一つ一つのアイテムだけではなく、家そのものの住み心地。長かった賃貸暮らしの経験から、自然と「理想の暮らし」のイメージが出来上がりました。
絶対に実現したかったのは、あたたかい陽ざしと自然の風が心地いい家。それをベースに、自分たちの好きなモノを詰め込んだ家をつくりたい。理想の暮らしを叶えるため、土地も、家づくりパートナーも、納得いくまで探しました。
中庭から広がる 新しい暮らし
土地探しを始めてから7年ほどして、希望のエリアに丁度いい大きさの土地を見つけたHさん。いくつものプランの中で、その土地にピタッとはまったのは「中庭を囲むコの字の家」。気がかりだった日当たりと 風の流れの様子は、事前にシミュレーションで確認。結果に納得してから、家づくりを進めました。
吹き抜ける自然の風と、陽だまりが心地いい中庭。そこから家の中に届けられる光と風。Hさんご夫妻の思い描いた家が出来上がりました。
「9時頃から中庭に陽が入り始めて、お昼には洗濯物が乾くんですよ。」 おひさまの下で気持ちよく洗濯物を干せる、新しい暮らしに奥様も大満足。通りからの視線は遮り、家の中からは開放的な中庭は、遊びに来るご友人にも好評です。夏はバーベキュー会場としても活躍しています。
できることは自分たちでやってみよう
庭ができると、俄然やりたくなるガーデニング。 ホームセンターや友達の植木屋さんで花や植物を買ってきては、庭を少しずつ育てています。
お隣との境に建てる予定だった木塀をやめて、代わりにミモザ・オリーブ・シマトネリコの木を植えました。 グランドカバーに選んだのは、最近人気のイワダレソウ。庭全体に広がるように自分たちで植えました。 その数なんと150ポット!できることは自分たちでやってみようというのがHさん一家のスタイルです。
もともとDIY好きで凝り性のご主人も、作業をしているうちにガーデニングの虜に。「同じ土なのに、良く育つ場所と育ちにくい場所があるんですよ」 と自然相手の奥深さに新たな楽しみを見つけました。以前から凝っていた釣り・バイク・スケボーと並ぶ、今熱い趣味の一つとなっています。
ずっと好きで いられる空間を
「10年後にあれ?ってなるような空間にはしたくなかったんです。」年月が経って趣味が変わっても一番好きな場所にしたい。 そのためにHさんご夫妻が決めていたのは「家自体はシンプルに」することです。
漆喰の白・無垢の木のブラウン・モルタルのグレー。ベースはシンプルに抑えて、お気に入りの家具や小物、グリーンで彩りを添える。家全体の統一感を生み出す秘訣はそこにあるようです。
「まだ気に入った食器棚が見つかっていないんですよ」とおっしゃる奥様。想い描いた完成形に向かって一直線。家が完成した後も変わらない、妥協しないHさん一家の暮らしはまだまだ始まったばかりです。