ホテルライクな毎日を
茨城県鹿嶋市S邸
ムダをとことんそぎ落とした、ミニマルで洗練された機能美。
生活感を感じさせない非日常の空間。Sさん一家の目指したのは、まるでホテルのようなスッキリとした暮らしでした。
暮らし始めてから6年経ち、2歳と3歳だったお子さん達も今ではもう小学生です。
大きく変わりゆく生活の中で、最初に想い描いたヴィジョン通りの毎日を過ごせているのでしょうか?
「余計なものがない空間」
家に入ると目に飛び込んでくるのは、真っ白な背景と遮られることなく広がる無垢の床。
小学生のお子さんが二人いるとは思えない、すがすがしい空間です。
とにかくシンプルを好むご主人と、お掃除好きの奥様がたどりついた理想は「余計なものがない空間」。
こまごまとした日用品や食器類はもとより、エアコンや冷蔵庫などの家電にいたるまで、視界のノイズとなるものを目に入れないこと。
キッチン背面のパントリー、リビングの壁面収納など、収納部分はまわりに溶け込む真っ白な扉で覆いました。
扉も取っ手なしを選択。小さな取っ手ですら、Sさんご夫妻にしてみればノイズです。
ヴィジョンを現実にするには
清々とした暮らしを続ける秘訣は、収まるだけのもので暮らすこと。
ご夫妻が普段使うもののほか、お子さん達のおもちゃや学校関係のものがすべて、リビングの収納に収まっています。
ものが増えるタイミングで見直しをして、暮らしの物量をコントロール。住みはじめてからずっと、8分目での暮らしを意識しています。
今の暮らしの魅力は、なんといってもこの3つ。
・『掃除がしやすい』
・『子供が片付けるようになる』
・『広く使える』
「整理・整頓・収納」で掃除しやすく、片付けやすいしくみを整え、家族みんなで片付けを当たり前にする。
みんなでつくりあげたすっきり空間で、Sさん一家は当初のヴィジョン通りの気持ちいい毎日を過ごしていました。
余白が生む豊かな暮らし
「うちの寝室はサッカーコートなんです」とおっしゃるご主人。
いつかはベッドをと考えていましたが、今のところ布団のほうが便利。
むしろ、布団をたためば生まれる何もない8畳の空間を、思う存分楽しんでいるようです。
ものがないほど増える、自由に使える空間。
それぞれが好きなところで過ごすことも、みんなで一か所に集まることも。
そしてなにより、広い余白がつくるノイズレスな空間。
ゆったりくつろげるこの空間に身を置けば、日々の暮らしそのものがホテルライクな毎日に。
余白があるからこそ生まれる、家族での豊かな時間の過ごし方を手に入れたSさん一家でした。