15年経っても 住み心地のいい家
旭市T邸
おじいさまの代に、旭市に移り住まれたというT さんご一家。
戦後まもなくのころに建てられたご自宅を、お子さんが生まれたのを機に
おばあさま、ご両親、ご主人家族の4 世代が快適に過ごせる家へと
建て替えられたのが15 年前のこと。
当時は珍しかったという珪藻土や、梁や柱、壁に使われた無垢の木材など
自然素材をふんだんに使ったため、築15 年が経っても古さを感じさせません。
ご主人が「いい家だなぁ~」と愛おしむ、ご自慢のお宅を拝見しました。
多世代が思い思いにくつろげるのは程よい距離感のおかげ
T さんのお宅は、それまでの暮らしのイメージを残せるよう、以前の家に配置を似せて建てられました。本家でもあるため、昔の農家のように、親せきが集まることのできる広い空間も必要だったと言います。
その一方で、これから家族が増えていくご夫婦のプライベート空間を2 階に上げてセカンドリビングを設けるなど、日常の暮らしやすさにも配慮しました。
おかげで昔ながらの多世代同居でありながらも、プライバシーを保ちながら暮らせる家を実現できたのです。
こちらの家の大きな特徴と言えるのが、広々としたLDK。
以前は母屋だった場所に、キッチン、リビング、和室、子どもたちの勉強スペースが配置されており、それぞれが思い思いの時間を過ごしながらも互いに目が届く工夫がなされています。
明るい光が差し込む天窓と、ご主人のリクエストで梁をむき出しにした高い天井のおかげで、親せき一同が会するときも狭さを感じることはなし。
どの場所にいても、程よい距離感を保ちながら、ゆったりと過ごすことができるのです。
家族の思い出が 時の経過とともに 味わいをつくる
家を建てたときに生まれた娘さんも、今や高校生。
ピカピカだったこの家も、思い出とともに味わいが増し、いっそう愛着のわく自慢の家へと成長しました。
海を臨むバルコニーでB B Q をしたり、姉妹の成長の印を柱に残したりと、素敵な思い出を紡いできたこの家。
これからも家族の成長をあたたかく見守り続けるに違いありません。