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お客さまの声

12年の時を経て「いつでも人を呼べる家」

山武市 W様邸

W様邸は2013年に完成し、はちはちの7号で一度ご紹介したお家です。暮らし始めて12年、入居当初ヨチヨチ歩きだったお兄さんは高校生に、まだ生まれていなかった弟さんは小学生になりました。お子様の成長に合わせて家具の配置や収納の中身は変化しましたが、スッキリと整った状態は新築当時のまま変わらずにキープしています。

W様のこだわりが細部にまで活かされた家には、収納スペースがたっぷり。そこにキッチリと詰め込まず、十分なゆとりをもって仕舞うことと、まだ使うかどうかをたまに見直すことが、スッキリの秘訣とのこと。「年に1度ほど、子どものおもちゃ類を私の独断で処分しています。すでに興味を失っているモノなので、捨てられたことさえあまり気づきません」と奥様。

来客がある時に慌てることのない、いつでも片付いている暮らしは、気持ちのゆとりも生み出しているのではないでしょうか。

ハンドメイドガラスと サッカーと

W様ご家族の暮らしは、ふたりの息子さんのサッカーを中心に回っているといっても過言ではありません。クラブチームに所属している小学生の弟さんと、高校の部活に打ち込むお兄さん、日々の送迎や休日は試合の応援など、ほぼサッカー関連の用事でスケジュールが埋まります。

「兄が小学生の頃からずっと送迎生活が続いていますが、わが家にとってはサッカーが一番の優先事項。成長して親の手助けが必要なくなった時に、今の大変さを懐かしく思い出すのかもしれません」と奥様。

そんな奥様の楽しみは、九十九里町にある手作りガラス工房「菅原工芸硝子」のガラス作品を集めること。毎年数点ずつお気に入りを増やしています。サッカー男子2人と繊細なガラスはいかにも相性が悪そうですが、置く場所を選んで危険を回避。家のそこここに美しいガラス器がアートのように飾られています。

経年美化する住まい

W邸は、廊下や洗面スペース、廊下などが通常より広く、車椅子でも通れる造りになっています。将来ご夫婦が高齢になった時を想定して、1階だけで生活できるよう設計したとのこと。

2階の子ども部屋はゆくゆく2つに分けられるようになっていますが、今はお兄さんひとりで贅沢に使用中。そろそろ分割して弟さんの個室を設けるか検討中です。

家族の暮らしをずっと見守ってきた住まいは、12年の時を経て更に味わい深く成長中です。壁に飾られた家族写真や子どもの絵、無垢材の床の小さな傷にまつわるエピソード、お腹ペコペコで帰宅して迎えられるキッチンの美味しい音と香り。

家族の思い出の蓄積が住まいを経年美化させて、これからも時を重ねるほどに愛着の増す住まいとなっていくことでしょう。