今日も8時間睡眠

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水勾配。

先日(2個前?)のブログで排水経路とか換気経路の話をした気がしますが、

今日はその中でも特に水勾配にスポットを。

まず水勾配というのは、外で降った雨やお風呂の床に溜まった水が排水口とか側溝に流れていくための勾配のことです。場所とかにもよりますが、0.5%~3%くらいの勾配が必要らしいですね。

ちなみに水勾配1%で、1mの長さに対して1cmの高さの超ゆるやかな坂になります。普段通る道も雨の中通ってみて、水が溜まっているような場所があれば、もしかしたらそこは水勾配が取れていない(もしくは車が通りまくった結果、アスファルトが減って凹んでいる)可能性が高いです。

これは、排水経路においても同じことが言えます。給水ルートに関しては水圧で供給するため、問題にはなりません。ただ、排水は重力で運ぶため、ある程度の勾配を取っておかないと、水が流れず詰まってしまう原因になります。

運ぶ距離が長いほど、必要な勾配高さも大きくなります。そのためだけに階高を上げるのはなんだか悔しいので、水回りを集約させるわけですね。

 

ちなみに自分は、学生時代に飲食店でバイトしていたのですが、営業時間が終了してから店内の清掃を行う際、洗剤をつけたブラシで床全体をゴシゴシしてから水で洗い流すと、あちこちに水たまりが残っていました。今思えば、あれは水勾配が取れていなかったんだなあと思う次第です。

戸建においては、少なくとも家の中はお風呂(と排水経路)くらいしか水勾配を必要とする場所はありませんが、店舗を営む(、そして水でざっくり洗う)場合は意識しておいた方がいいかも…。

外だと駐車場は水勾配が必要になりますね。あと土地全体が道路より少し高いところにないと、逆に水が土地に流れてきてしまうことに注意!(まあこれは盛り土で解消できますね)

こんなこと意識してると、究極の家って如何にいろんなことに気を配らないといけないなあと何度も再認識してしまいますね。まあそのたびに新しい視点を得たと捉えて、明日の自分に活用させていきましょう。それでは。