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COCOCIの秘密

こんにちは。ハヤシ工務店の武田です!

今回は、COCOCIでも使用しております自然素材系断熱材として注目されている「セルロースファイバー」について、メリットとデメリットを分かりやすくまとめてご紹介します。

「夏は暑い、冬は寒い…」

そんな住まいのお悩みを根本から解決するには、断熱材の性能がカギになります。中でもセルロースファイバーは、快適性・安全性・エコ性を兼ね備えた断熱材として、今注目されている選択肢です。

でも、「自然素材って高そう」「施工は大丈夫?」と疑問も多いはず。ここでは、メリットだけでなく、気になるデメリットも包み隠さずお伝えします!

セルロースファイバーは、新聞紙などの古紙を再利用して作られる自然由来の断熱材です。紙と聞くと「燃えやすいのでは?」と思われがちですが、ホウ酸などで難燃処理されており、火に強いという特長も持っています。

施工方法としては、壁や天井などに吹き込む工法が一般的で、隙間なくみっちりと充填することで、高い断熱性や防音性を発揮します。

① 高い断熱性能

空気をたっぷり含んだ繊維構造で、夏の暑さも冬の寒さもシャットアウト。冷暖房効率が良くなり、省エネにもつながります。

② 優れた防音性

繊維が音をしっかり吸収。外の騒音や生活音が気になりにくく、静かな暮らしを実現します。

③ 調湿効果がある

木質繊維は湿気を吸ったり吐いたりできるため、室内の湿度を自然に調整。結露対策にも有効です。

④ 環境にやさしい

古紙を再利用することで廃棄物削減。製造エネルギーも少なく、CO₂排出も抑えられます。

⑤ 防火性能がある

ホウ酸処理により、火がついても自己消火性があり、延焼リスクが低いです。

⑥ 害虫・カビに強い

ホウ酸がシロアリやゴキブリ、カビの繁殖を抑えてくれるので、家を長持ちさせます。

⑦ 健康にやさしい

化学物質をほとんど含まないため、アレルギーやシックハウス症候群のリスクが少ないです。

⑧ 経年劣化が少ない

グラスウールなどに比べて沈み込みが起こりにくく、性能が長く保たれます。

⑨ 隙間なく施工できる

吹き込み施工により、柱や配線まわりの細かい隙間にも充填可能。気密性が上がります。

⑩ リサイクル可能

建物解体時に再利用できるなど、ライフサイクル全体で見ても環境負荷が低いのが魅力。

どんな素材にも短所はあります。セルロースファイバーを選ぶ前に、以下のポイントにも注意しましょう。

① コストが高め

材料費に加えて吹き込み施工の手間がかかるため、他の断熱材より初期費用は高い傾向があります。

② 施工できる業者が限られる

専門技術が必要なため、地域によっては対応できる工務店が少ない場合も。

③ 重量がある

グラスウールなどに比べると重量があるため、構造への負担が増えるケースがあります。

④ 水に弱い面も

ホウ酸は水に溶けやすく、万が一雨漏りなどがあると防虫効果が低下するリスクがあります。

⑤ 改修時の再施工が手間

壁を開けると中身が崩れ出ることも。リフォームの際は注意が必要です。

⑥ DIYには不向き

セルロースファイバーは専門機材による施工が前提。自分で簡単に施工するのは難しいです。

セルロースファイバーは、自然素材を活かした高性能な断熱材として、健康的で快適な住環境をつくる強い味方です。

多少のデメリットはありますが、設計段階から正しく採用し、信頼できる業者に施工を依頼すれば、長期的には高コスパな選択肢にもなります。

「住まいの快適性」や「環境への配慮」「健康へのやさしさ」を大切にしたい方には、ぜひ一度検討してほしい断熱材です。

COCOCIの『一生愛される条件を満たす、静かなギャラリーのような家。』を支える、高性能な断熱材を是非体験してみてください!

COCOCIについて詳しく知りたい方は商品ページをご覧ください↓

https://lohas-in.net/lineup/cococi.html