セーラー服と機関銃を30数年ぶりに観た。
しかも19分多い「完璧版」だ!
最近では、デレクターズカットなどと称してロングバージョンの
映画も多くあるが、30年以上前(1981年)に公開して
半年後に「完璧版」として公開されるとは、当時は凄い人気だったことがわかる。
しかも、完全版ではなく、完璧版!
監督や製作スタッフの自信を感じる。
監督は今は亡き名監督、相米監督だ。そういえば最近は坂上忍や永瀬正敏らが、
相米監督にしごかれ、でも、とても尊敬しているとの美談を耳にする。
映画の後、薬師丸ひろ子さんのインタビューで相米監督を偲んで、
泣いていた。
そういった意味で本当に、
厳しいなかにも愛情があった監督だったんだな~と想像する。
この歳になってこの映画を観てもとても面白く、
俳優さんもみんな良い演技に思える、
子供の時に観たセーラー服と機関銃の想い出の感想と
今の感想は全く違う。
感動してしまった。
この映画は、アイドル映画でなくて大人のための映画だ。
ただただ、凄い。
確かに映画にでてくる町並みやファッションは
昔を感じさせるが、この映画自体は全く色あせない良い映画だ!
相米監督は、
薬師丸ひろ子、夏目雅子、工藤夕貴など若手の俳優を
輝かせる天才じゃなかろうか?
と感じたので・・・
時間つくって、相米慎二作品を全部観てやろうとおもう。