大工さんが高齢化になり、
団塊の世代もそろそろ肉体的に大工引退となっている。
大工さんが急速に減ってきているにもかかわらず、
若い子が大工職人を目指そうとしない。
きっと、大工に魅力を感じないからであろう。
なんども言ってきたが、窓や面材の性能をあげれば上げるほど、
重量が増す。熟練の職人さんが、腰を痛めながら重い3枚ガラスの窓を
設置したり、透湿性のある面材を二人がかりで貼る。
大変だ!本当に。
それでいてサラリーが他と比べて劣っていたら、
間違いなく、魅力を感じない。
いま、社会的に「働き方改革」の加速化プログラムなるものが明確化
しているにもかかわらず、未だ工務店に所属する社員大工は、
その恩恵を受けられている職人が少ない。
それでは、魅力どころか、
大工が、単なる肉体労働のバイトと変わらない。
なぜ、それができないのであろうか?
きっと、その会社のトップの判断でなんとでもなると
思うのだが、そうしない工務店の姿勢が私には理解できない。
ALLという弊社の規格住宅は、
合理的にムダを省く。
品質を一定に保つために、自社のディテールをサイト外で生産し、
そして一日でアセンブルする。
これは、大幅に大工の手間を省くことになる。
そして、省いた分をサラリーを下げることなく、
じっくり、内部造作に手間をかけることができる。
内部造作に手間をかけたところで、
大幅に工期が削減しているので、
ムダな経費がかからない。
つまり、同じ職人の単価でありながら、十分休暇も取ることができ
さらに、お客様のコストも削減できる。
つまり、
このALLの普及が、まさに三方良しとなる。
それどころか、
お客様、弊社、社員(社員大工)協力業者、地域
の「五方良し!」となる。
この確固たる自信があふれる。今日このごろ。
つづく・・。