今日の講習会の中ではノミを使用した後に、研ぎ方の実践がありました。
砥石を使用して刃物を研ぐということをした経験がなかったので当然なのかもしれませんが、ものすごく難しかったです。汗
おろしたばかりの新品のノミでしたので研ぐ必要はほとんどありませんでしたが、研げば研ぐほど下手すぎて既にあったはずの刃が無くなっていきました。既滅の刃です。。。
砥石を使用して前に向かって研ぐ時に、上手く刃先が研げると刃返りと呼ばれる刃のめくれ部分が刃先の裏側に出現するのですが、最初はずーーーーーーーっと研いでいるのに全然出現しませんでした。
何時間も悪戦苦闘しながら参加者にも教えていただきながら刃返りに関しては出現してくるような研ぎ方を感覚的になんとか学ぶことができましたが、研いでいる断面を平にすることは難しく、丸まってしまったまま最後まで平にできませんでした。
現場監督なのでほとんどノミを使う機会はなく、一朝一夕でできるようなものでもありませんが、研いだ断面をきちんと平にすることを感覚的に習得できなかったのは悔しいです。
しゃがみながら研ぐ作業をついつい何時間もしてしまっていたので気がついたら痺れて左足の感覚が無くなっていました。夜になった今でも痺れたままで変な感じです。笑
ノミを数分で研いでしまう熟練大工さんのミクロやマクロに研ぎ澄まされた感覚の凄さを改めて実感しました。