11/18日に合板メーカーの工場見学へ行ってきました。
キーテックという会社です。場所は木更津。
めったに見れないので楽しみにしていました。
まずはLVL(単板積層材)です。こちらの工場の倉庫ではLVLの強度を生かしてLVLで可能な最大スパンのトラスに使われていました。かっこいいー。
さー、まずは貯木場から見学です。
初めて見る光景にテンションが上がります。
約3か月くらい水につけられているようです。なぜ水につけておくのか?
理由は、割れを防ぐためだそうです。
ラワンとのことでしたが南洋材は外にそのまま置いておくと割れてしまうそうです。
水に浸かっているので貝がついていました。
次は、いよいよロータリーカットしているところが見れるかと思いきや、機械不良で本日は停止中・・・。残念!
ロータリーカットした後の単板がこちら。
お次は接着です。
単板を一次ラミナと言われる厚さまで重ねて張り合わせいきます。フェノール系の接着剤で張り合わせているようで、まったく嫌な臭いはしませんでした。無臭です。
一通り作業工程を見させていただいて、外に出てきて、木材の集積場にやってきました。
こちらがロシアから来た松だそうです。
目が詰まっていて性能が良いLVLができるようです。
続いて、日本の唐松です。
この、赤文字の100の意味はなんだろう?・・・
お次は、国内の杉です。
杉は、原木の確保が難しいそうです。
続いて、ロータリーカットした後の木の芯の部分です。
こんなに細くなっちゃいました。
限界まで使い切ります!
合板は接着剤をつかうことから、
嫌われることがまれにありますが、今回見学してみて、嫌な臭いも全くしないし、人の手によって丁寧に作られていることが良くわかりました。しかも、一本の原木を無駄なく有効に使えます。
今回の見学は貴重な経験となりました。