N様邸の事を振り返ると、やってくれない業者さんもある中で立木の伐採を請け負ってくれた男気のある解体屋さんと、崩れてくる土の計算から待ち受け擁壁の設計まで一括でやってくださった設計士さんと、この方々の存在無くしては成し得なかった事と思います。
崖条例のクリア方法が決まった事で、お家の設計に注力できるようになってきました。お施主様がご両親を思う優しい気持ちに共感しながら設計を進めて、設計の後半の検討にはなってしまいましたが愛すべき猫ちゃん達と楽しく暮らせる仕掛けを散りばめたお家が出来あがりました。
楽しく暮らしてほしいな、それから、猫ちゃん達にはこのお家で健やかに長生きして欲しいな、などと勝手に思ってます。
厳しい法規制の中で、やり切った、よかった、と思う一方、社内での前例がなく、結果、時間がかかってしまった苦さもある仕事となった現場でした。