災害に備える家づくり-豪雨から考えたい「安心して暮らせる住まい」- – スタッフブログ

星の林に月の船

スタッフブログ

星の林に月の船

災害に備える家づくり-豪雨から考えたい「安心して暮らせる住まい」-

2026年8月、千葉県では記録的な大雨となり、各地で浸水や土砂災害などの被害が発生しました。また、9月に入ってからも大雨や台風による被害が相次いでおり、これまで以上に「災害を見越した住まい」について考える機会が増えています。

家を建てるとき、間取りやデザイン、性能、暮らしやすさなど、考えることはたくさんあります。その中に、ぜひ加えていただきたいのが「もし、この地域で大雨が降ったら?」「停電したら?」「避難が必要になったら?」という視点です。

今回は、これから家づくりを考える方に向けて、災害を見越した住まいづくりのポイントをご紹介します。

家づくりは「災害が起きる前」から始まっている

災害に強い家を考えるとき、建物そのものの強さだけに目が向きがちです。しかし、実際には「どこに建てるか」「どのように配置するか」「災害が起きたとき、どう行動するか」まで含めて考えることが大切です。

どれだけ丈夫な家を建てても、周辺の道路が冠水してしまえば外へ出ることが難しくなるかもしれません。反対に、土地のリスクを事前に把握し、建物の配置や暮らし方まで考えておけば、被害を抑えたり、避難や復旧をスムーズにしたりできる可能性があります。

「災害が起きてから考える」のではなく、家づくりの段階から「もしも」を想定しておく。それが、安心して暮らせる住まいをつくる第一歩です。

1.まずは「土地の災害リスク」を知る

家づくりで最初に確認したいのが、建築予定地の災害リスクです。

自治体が公開しているハザードマップを見ると、その地域で想定される洪水や土砂災害などのリスクを確認できます。特に確認しておきたいのは、次のようなポイントです。

・洪水が発生した場合の浸水想定区域
・想定される浸水の深さ
・土砂災害警戒区域
・避難所の場所
・避難所までのルート
・大雨の際に通行しにくくなる可能性のある道路

土地そのものだけを見るのではなく、「災害が起きたとき、この場所で暮らしている自分たちはどうなるか」という視点で周辺環境まで確認することが大切です。土地を選ぶ段階から災害リスクを把握しておくことは、その後の家づくりにもつながります。

2.浸水リスクを考えた「家の配置」

土地が決まったら、次に考えたいのが建物の配置です。同じ敷地でも、建物をどこに配置するかによって、雨水の流れや外構計画、駐車スペースなどのつくり方は変わります。

道路から敷地へ水が流れ込む可能性はないか。敷地内の雨水をどのように排水するか。玄関や居室など、生活に重要な場所をどのように配置するか。

こうしたことを一つずつ考えていくことが、浸水への備えにつながります。もちろん、建物の配置だけですべての水害を防げるわけではありません。だからこそ、土地の状況や周辺環境を確認したうえで、その場所に合った計画を考えることが重要です。

3.建物そのものの「強さ」も忘れない

災害への備えというと、水害対策に目が向きますが、地震や強風など、さまざまな自然災害を想定する必要があります。そこで重要になるのが、建物そのものの安全性です。

構造計画や耐震性、台風などの強風への備えなど、普段の暮らしでは意識しない部分こそ、家づくりの段階で確認しておきたいポイントです。また、家具の転倒やガラスの飛散など、建物以外の部分についても考えておくと、より具体的な防災対策につながります。

「丈夫な家を建てる」というだけではなく、「災害が起きたときにも暮らしを守れる家にする」という視点で考えてみましょう。

4.停電したときの暮らしも考えてみる

大雨や台風などの災害では、停電が起こる可能性もあります。そこで、電気が使えない状況を一度想像してみることも大切です。

スマートフォンの充電はどうする?夜になったときの明かりは?冷暖房が使えない場合は?冷蔵庫の中の食品は?家族との連絡手段は?

こうした「停電したら困ること」をあらかじめ洗い出しておくことで、必要な備えが見えてきます。非常用電源や蓄電設備、モバイルバッテリー、懐中電灯、飲料水や非常食など、家庭に合わせて準備しておくと安心です。防災設備を特別なものとして考えるのではなく、普段の暮らしとつながるものとして考えてみるのもおすすめです。

5.「逃げやすい家」という視点も大切

災害に強い家を考えるとき、「家から出なくても大丈夫な家」を目指すのではなく、「必要なときに安全に避難できる家」を考えることも重要です。

玄関から道路まで安全に移動できるか。夜間でも避難しやすいか。非常用品をすぐに持ち出せる場所に収納できているか。家族全員が避難経路を把握しているか。

こうしたことも、家づくりと一緒に考えておきたいポイントです。

自然災害そのものをなくすことはできません。だからこそ、「被害をできるだけ小さくする」「危険を感じたら早めに避難する」「災害後の生活を少しでも早く立て直す」という複数の視点から備えておくことが大切です。

ハヤシ工務店が考える「災害を見越した家づくり」

家づくりは、家そのものをつくることだけではありません。その土地で、どのように暮らしていくのか。普段はどんな時間を過ごし、もしものときにはどのように家族を守るのか。

ハヤシ工務店では、日常の心地よさだけでなく、こうした「もしも」の場面も含めて、住まいを考えることが大切だと考えています。

もちろん、どれだけ対策をしても自然災害のリスクをゼロにすることはできません。だからこそ、土地の特徴を知り、建物の安全性を考え、暮らしの中でできる備えを整えておく。

日々の快適さと、もしものときの安心。その両方を考えることが、これからの家づくりには欠かせない視点ではないでしょうか。

家づくりに「もしも」の視点を

大雨や台風などの自然災害が身近なものになっている今、家づくりでも「災害への備え」を考えることが重要になっています。これから家を建てる方は、ぜひ次の5つをチェックしてみてください。

・土地の災害リスクを確認する
・浸水を想定して建物や外構の配置を考える
・建物そのものの安全性を確認する
・停電など、ライフラインが止まった場合を想定する
・必要なときに避難しやすい住まいを考える

家づくりは、完成した瞬間から始まるものではありません。土地を選ぶところから、その地域で長く安心して暮らしていくための準備が始まっています。

「デザイン」や「間取り」だけでなく、「もしも」のときの暮らしまで想像してみる。

これから家づくりを始める方は、そんな視点もぜひ取り入れてみてください。

ハヤシ工務店では、土地選びから住まいづくりまで、お客様の暮らしに合わせてご相談を承っています。

災害への備えも含めて、安心して暮らせる住まいを一緒に考えてみませんか?

ハヤシ工務店へのお問合せはコチラ!https://lohas-in.net/contact/