百術不如一誠

社長ブログ

百術不如一誠

知らないことは罪?

ちょっと前、森林破壊にもっとも貢献した企業として
日本の商社がある団体から世界的にボイコットキャンペーンを展開された。
かなりショッキングな出来事で・・
私も初めて知ることが多かった。
森林破壊は材木の資源に限ったことではないけど、
仕事がら、パルプや建築木材についてその資材がどこの国で伐採されて、
私たちのところに来るか興味をもつようになった。
「食」でいわれるところのトレーサビリティ(跡をたどることができることの意)
食品の生産から加工・流通・販売までの過程を明確に記録し、
商品からさかのぼって確認できるようにすること。
牛肉トレーサビリティではないが、木材トレーサビリティが、それ以来、
気になって仕方ない。
弊社では木材躯体に関して100%国産材、もしくは認証材を使用してるが

厄介なのは、デッキや外に取り付ける格子や目隠し。
最近では、商社も「少しでもグレーな木材」は輸入しないが、
商社クラス以外は堂々と販売している。
いやまだ商社も知らないのか、知らないようにするのか。
これはイタチごっこだね。
木材を輸出している国も、政権や利権におおきく関わることなので

なかなか変われないのも当然だし、
また国が厳しく違法伐採を取り締まっても、
現地の人達は生活を優先する。ん~現実です。
ロシアやインドネシア等の政府に何かもの申すのは難しいけど、
違法伐採っぽい木材・限りなくグレーに近い木材を使用しないこと。
これなら、私達にでもできる。
ただ、木材の流通業者がそれを知らせるだろうか?
商売なのにそれを知らせるだろうか?
疑問に思うかもしれないが、
要は、それをどうみぬくか!
これは、材木屋さんが出来なければ
私が、みぬくしかない。
だって、貴方の家の木材が森林破壊につながる違法伐採の
木材だったら、嫌でしょ!