百術不如一誠

社長ブログ

百術不如一誠

考えようよ!

「ネットではもっと安く売ってますよ。」
森林破壊が地球環境に与える影響が大きいことは
いうまでもありませんが、
自分自身がおさまらないので・・・。
ある方が、目隠しに使用する材を南洋材で図面におとす。
コストは上がる。(あまりでまわってないからだ。)
しかし、いまはネットでも木材は購入できる。
それは、安価だろう。
どこの国の木なのかわからないが・・・推測はできる。
外に使うならイペやウリン、ジャラにしたって耐久性があるのはわかる。
色もいいしね。ただ、少し高くなりますよ。
安価なのは怪しいですよ?
カラマツや杉ではダメですか?
ねじれや腐れがでる可能性がありますよ。
では、加圧して木材の繊維を殺しましょう。
そうすれば、ねじれなどが少し抑えられます。
それでも、いいのですか?
さて、どうしますか?
①杉にキシラデを塗って施工。
②加圧したカラマツにキシラデを塗って施工。
③南洋材を使用して施工。
④コスト面を考慮してレッドシダーにキシラデを塗って施工。
そもそも、外の手すり兼目隠しを木材で施工するのは、
意匠的なことですか?
耐久性を考慮してですか?
コストを考慮してですか?
言っちゃいますよ!(喧嘩になるかも・・・)
意匠的に細く見せたいのはわかりますが
誰が責任をもつのでしょうか?
20年も経たずに腐れや折れる可能性のある仕事はできません。
そして、森林破壊の片棒を担ぐ気はありません。
いくら、環境の事をかっこ良く言っていても最終的に
クライアントではなくて自分のやりたいことを・・・と思っちゃうな。
クライアントが知らないと思って、産地証明・認証のでない木材を
使用してしまえ!
では、環境の事は語るべからず!