コッポラのゴッドファーザーをパート1から3まで9時間かけて観た。
やっぱり、最近よく感じることだが、昔観た映画の感じと全く違うことに気づく。
年を重ねたせいだろうか?
ものの見方と感じ方はそれぞれ「ひと」によって違うとわかっていても、
「ひと」そのものに時間軸がプラスされると、さらに深みというか…
上手く表現できないが、
個人として少年期、青年期、中年期で感じかたが全く違ってくるので、
良い作品は時を経て観でも、違和感なく、むしろ新鮮で感動する。
映画を「家」と置き換えてみると・・・
凄く似ていることに気づく。
映画は1人では完成しない。住宅もそうだ。
監督がいて、脚本家がいて俳優がいて多くの人が携わる。
住宅も然り。
そして映画を楽しむ人、「家」に住まう人
つまり、
映画の楽しみ方も、時の経過とともに、感じ方が変わってくるのと同じく
「家」に住まう人も、時の経過とともに、その「家」に対しての感じ方は
間違いなく変わるであろう。
だがら、私たちは30年後も感動できる、いや感動させる「家」を
今まで通り、つくり続ける。