百術不如一誠

社長ブログ

百術不如一誠

棟梁

家を建てるのは誰ですか?
大工さん。   ??
大工さんだけでは家は完成しません。
左官屋さん、ペンキ屋さん、水道屋さん、電気屋さんなど
多くの職方さんが携わります。
それらを、大工の棟梁が束ね家を完成させるのです。
しかしながら、今の現状は、いささか違っているようです。
昔は、棟梁がお客さんと打合せをし、金額を決め、
木を山から切り出し、削り・組み上げていました。
ところが今は、
営業がお客さんと打合せをし、金額を決め
現場監督が、職人を束ね、管理し、完成させます。
ですが・・・私の信じるところは、
家を造るのは昔と何一つ変わっていないと考えています。
家を造るには、木を切り出したり、木を削ったり、
そして、組み上げて、壁を塗ったり、外壁を貼ったり塗ったり・・
素材は変わっても、工程や職種は変わっていません。
そこで、何が大事になってくるかということです。
材木選び、職人の選定、家の設計、コストパフォーマンス、
現場の指示、アフターケア、などなど、
つい最近まで「棟梁」がやっていたことを誰がやるかです。
私は、大工でしたが、今は工務店の社長です。
私が、棟梁になってはダメでしょうか?
私が家づくりの棟梁となって、
出来る限り、全ての現場に携わって、
実際に指示していきたい。と、考えています。