「加瀬くん がなにか言ってます。」

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「加瀬くん がなにか言ってます。」

「 足踏中 」と言われています。

最近、車が欲しいなぁと思っています。
いや、もう少し正確に言うと、「欲しい」というより「ずっと欲しいままでいる」って感じです。
ネットで中古車情報を眺めたり、カーYouTuberの動画を流し見したり、
あれこれ調べては、「今買うのが正解なのか……?」なんて、ひとりでモヤモヤしています。

で、調べてるうちに、だんだん話がズレてきたんですよ。
最初は「この車かっこいいな」だったのに、気づいたら
「この車をしまうガレージ空間のアイデアないかな」になってました。
完全に本末転倒です。けど、楽しいんですよ、これが。

で、「趣味ガレージ」っていうやつにハマってしまいまして。
車だけじゃなくて、バイク、工具、アウトドアギアなどなど、、、
いわゆる「大人の秘密基地」ですね。
で、それをどんなテイストでまとめるか、って話になってくるわけです。

最近よく見るのは、インダストリアルなガレージ。
鉄とコンクリートと木材。無骨で、ちょっとラフだけど、すごくかっこいい。
鉄の棚に、置かれた工具たちが演出する別に使う予定のない作業台。それが絵になるんですよね。
わざとサビ加工されたスチールや、打ちっぱなしの壁。
特にサビはいいです。日本文化が誇る「侘び寂び文化」。
この寂びはサビのWミーニングを含んでいるといっても過言です。さすがに過言です。ええ。

一方で、アメリカンテイストのガレージも魅力的です。
広くて、どこか遊び心があって、看板やネオンサインなんかが似合うやつ。
ポップな赤い工具箱とか、ホットロッドが似合う空間。
あれはもう「ガレージ」というより「ライフスタイル」って感じです。
ピザ食べながらオイル交換してても許されそうな空気感、あれ、ちょっと憧れます。
まあ、ピザとかあまり食べないんですがね。カロリーがね、、、

で、気づいたら「趣味ガレージをつくるには、ガレージハウスという選択肢もあるな」とか考え始めてるんですよね。
いやいや、最初はただ車が欲しかっただけなんですけど。
気づいたら「住宅ローンって、ガレージにも使えるんだろうか」って調べてました。
もうこうなると、目的が逆転していて、「車を買うためにガレージ付きの家がいる」みたいになってるんです。

ガレージハウスって、住まいの中に車の居場所がちゃんとあるんですよね。
外に停めるんじゃなくて、家の一部に車が“いる”。
リビングの窓から愛車が見えるとか、もうそれだけで飲めます。普段あんまり飲みませんが。
雨の日に濡れずに乗り降りできるとか、防犯性が高いとか、いろいろメリットはあるんですけど、
正直、メリットとかどうでもよくて、「とにかく好きなものと一緒に暮らしたい」っていう感情の話なんだろうなと思います。

ということで、結論としてはまだ車は買っていません。
でも、そのかわりにいろんな妄想が膨らみすぎて、
なんなら車よりガレージの方が欲しくなってきているという、本末転倒な状況です。

まあ、こんなふうに“何かが欲しい”って気持ちは、案外、その先にもっと深い欲望がくっついてくるもんなんだなと。
そして、それに付き合ってくれる空間があれば、趣味も生活も、ちょっと豊かになる気がするなあ……なんて、
今日もカーセンサーとPinterestを交互に眺めながら、考えております。