ハヤシ工務店 広報の日の出担当 加瀬です。
2025年も終わり、2026年が始まりました。
この前、「あ、もう2024年も終わりか」なんて言っていた気がするのですが、
それも気のせいだったかのように、あっという間に一年が過ぎてしまいました。年々、時間の流れが早くなっている気がします。
たぶん気のせいではないんでしょうね。
やることが増え、考えることが増え、
気がつけば一日が終わっている。
そんな日々の積み重ねが、一年を一瞬に感じさせるのかもしれません。
今年も例年通り、寝正月の予感
そんなこんなで迎えたお正月。
今年も例年に漏れず、寝正月になりそうな予感がしています。
特別どこかへ出かけるわけでもなく、
ただスマホの画面とにらめっこして 、
気づいたらうとうと。
「正月くらい、だらけてもいいですよね」と
誰に言うでもなく、自分に言い訳をしながら。この“だらける”という行為を、
これほど肯定してくれる期間も、なかなかありません。
日本が誇る最強のだらけ装置とは?
日本の住まいにおける最強のリラックス空間、
もとい、人を確実にだらけさせる装置。
それが、
こたつ × 畳空間
ではないでしょうか。
一度入ってしまうと、最後。
立ち上がる理由をすべて失わせてくる。
冬なのに布団を敷かず、そのまま寝てしまうのも、
だいたいこの組み合わせのせいです。
合理的とは言い難いのに、
なぜか心と体にはとても素直に効いてくる。
不思議な空間です。
畳は、昔からあるけれど
畳というと、
「昔ながら」
「和風」
「古い家」
そんなイメージを持たれる方も多いと思います。
少し前までは、
新築住宅では必ず一部屋は和室があって、
畳は“あるのが当たり前”の存在でした。でも最近では、
畳空間をあえて設けない方も増えています。
フローリングで統一した、
すっきりとした住まい。
それも、今の時代らしい選択だと思います。
それでも、畳は消えていない
一方で、畳そのものが無くなったかというと、
決してそうではありません。
最近の畳は、本当に種類が増えました。
伝統的なイ草の畳はもちろん、
・樹脂製
・和紙製
・撥水性のあるもの
・色味を抑えたモダンなもの
機能性素材を用いた畳も多く、
「畳=扱いが大変」という印象も、
ずいぶん変わってきています。
見た目は畳だけど、
中身はしっかり現代仕様。
そんな進化を、静かに続けている存在です。
変わってきた畳空間の“役割”って?
以前の畳空間は、
客間であり、寝室であり、仏間であり、
多くの役割を担っていました。
今は、そこまで多機能を求められることは少なくなりましたが、
その代わりに、
「少し座る」
「ごろっとする」
「なんとなく落ち着く」
そんな、用途を限定しない居場所として
再評価されているように感じます。
ヌックや小上がりと組み合わせて、
“畳のある一角”として取り入れるケースも増えました。
進化するから、残っていく
畳空間を取り入れるかどうかは、
正解・不正解がある話ではありません。
ただ一つ言えるのは、
時代に合わせて形を変えてきたからこそ、
畳という存在は、今も選択肢として残っている、ということです。
昔のままではなく、 今の暮らしに合わせて、
少しずつアップデートされてきた。
その姿勢は、住まい全体にも通じるものがある気がします。
正月と畳空間
お正月に、畳の上でごろごろする。
それは、日本人にとって
とても自然で、少し贅沢な時間の使い方なのかもしれません。
時間が早く過ぎていくと感じる今だからこそ、
あえて、だらける空間をつくる。
あえて、何もしない時間を許す。
そんな余白を受け止めてくれるのが、
畳空間なのだと思います。
今年もきっと、
こたつから抜け出せない正月になりそうですが、
それもまた、悪くない新年の迎え方ですね。
