「空気の質」と言われています。 – スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

「空気の質」と言われています。

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ハヤシ工務店 広報の空気担当 加瀬です。

先日、親戚の植木屋さんから連絡がありまして。

「ちょっとマンパワーが欲しい!」とのことで、丸1日お手伝いに行ってきました。

この“マンパワーが欲しい”という言い方、なんだか好きなんですよね。
妙に切実さがあって。
「ああ、本当に人手が足りないんだな」というのが、すごく伝わってきます。

まあ、実際こういう仕事って、人の手が必要な場面が本当に多いんですよね。

ひたすら植える日

今回のお仕事は、鉢で育てていた苗木を地面へ植えていく作業でした。

胸丈くらいまで育った苗木を運んで、穴へ入れて、土をかける。
それを延々繰り返していく感じです。

言葉にすると単純なんですが、これがなかなか大変で。

苗木自体もそこそこ重いですし、何より数が多い。
たぶん全部で4〜500本くらいは植えていたと思います。

もちろん自分ひとりでやっていたわけではないんですが、それでもかなりの本数でした。

途中からだんだん、「今、自分は何本目を植えているんだろう…」みたいな感覚になってきまして。
軽く作業の世界に飲み込まれていました。

でも、こういう単純作業をひたすら繰り返す時間って、不思議と嫌いじゃないんですよね。
無心になれるというか、頭が変に整理される感じがあります。

とにかく土ぼこりがすごい

ただですね。
今回、本当に大変だったのは別のところでした。

最近あまり雨が降っていなかったこともあって、畑がとにかく乾燥していたんです。

土を掘るたびに、ふわっと砂ぼこりが舞う。
苗木を運んでも舞う。
歩いても舞う。

もう常に、うっすら土煙の中にいるような状態でした。

最初のうちはそこまで気にしていなかったんですが、だんだん鼻がムズムズしてきまして。

「あれ?」と思った頃には、もう鼻水とくしゃみが止まらない。

普段、自分はそこまでこういう症状が出るタイプではないので、余計につらかったです。

鼻炎ってこんなにつらいのか

いや、本当に大変でした。

くしゃみは連続で出るし、鼻は詰まるし、でも鼻水も出るし。
もう顔の機能が全体的にバグっている感じです。

作業中なので当然止まれませんし、
土ぼこりは相変わらず飛んでくるし。

途中から、「これは修行かな?」みたいな気持ちになっていました。

普段あまりこういう状態にならないだけに、余計に実感しましたね。
ホコリを吸い込むというのは、こんなにも体に影響があるのかと。

空気って普段あまり意識しませんけど、やっぱりかなり重要なんだなと思いました。

目に見えないものの影響

空気って、基本的には“見えないもの”です。

だからこそ、問題が起きるまで意識しないことが多い気がします。

でも今回みたいに、一気にホコリを吸い込む環境にいると、身体がものすごく正直に反応する。

「これはダメですよ」と、全力で訴えてくるわけです。

これ、住まいでも同じだなと思いました。

換気とか、空気の質とか。
家づくりの中ではどうしても優先順位が後ろになりがちな部分ですが、実はかなり大事なんですよね。

換気の重要性

最近の住宅は気密性能も上がっていて、しっかり空気をコントロールできるようになってきています。

それ自体はすごく良いことなんですが、だからこそ換気の重要性も増している。

空気が動かないと、湿気もこもりますし、ホコリや花粉なんかも滞留しやすくなる。

そして空気って、目に見えない分、“なんとなく不快”として感じることが多いんですよね。

なんか寝苦しいとか。
なんか鼻がムズムズするとか。
なんか空気が重たいとか。

原因がはっきり見えないからこそ、後回しにされやすい。

でも、実際には暮らし心地へかなり直結している部分なんだと思います。

快適さは派手じゃない

住まいの快適さって、分かりやすい派手さではないことが多いです。

例えば大きな吹き抜けとか、かっこいいキッチンとか。
そういう“見える魅力”ももちろん大事なんですが、それだけでは暮らしは成立しない。

むしろ、空気がきれいだったり、湿度が安定していたり、嫌なニオイがこもらなかったり。

そういう“当たり前に快適”な部分が、毎日の積み重ねではかなり効いてくる。

今回、鼻炎でボロボロになりながら、妙にそれを実感しました。

快適な空気って、普段はありがたみに気づかないんですよね。
失って初めて、「ああ、ちゃんと守られていたんだな」と分かる。

見えない部分にこそ意味がある

建築って、完成すると見えなくなる部分が本当に多いです。

断熱材もそうですし、換気の経路なんかも基本的には隠れてしまいます。

でも、実際の暮らしやすさを支えているのは、意外とそういう“見えない部分”だったりする。

今回の作業をしながら、土ぼこりにやられた鼻でそんなことを考えていました。

派手ではないけど、確実に効いている。
そういう存在って、たぶん暮らしの中ではかなり重要なんですよね。

植え終わった景色

なんだかんだで作業は無事終わりまして。
最後に植え終わった苗木たちを見たときは、やっぱりちょっと達成感がありました。

あれだけバタバタしながら植えていたのに、並ぶとちゃんと景色になるんですよね。

ただ、その頃にはもう鼻は完全にやられていましたが。

帰宅後もしばらくくしゃみが止まらず、「今日はよく働いたな…」と妙な疲労感の中でぼんやりしていました。

でもまあ、こういう体験をすると、普段当たり前に感じている“快適な空気”のありがたさも分かります。

住まいの換気や空気環境って、どうしても数字や性能の話になりがちですが、
結局は“毎日を気持ちよく過ごせるか”という部分につながっているんでしょうね。

そんなことを考えながら、ティッシュの山を横目に、その日は早めに寝ました。