「私たちに向けたアラート」と言われています。 – スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

「私たちに向けたアラート」と言われています。

ハヤシ工務店 広報のアラート担当 加瀬です。

先日、仕事をしている最中に、突然スマートフォンからアラートが鳴り響きました。

普段聞き慣れている通知音とは違う、どこか緊張感のある音です。

何事だろうと速報を確認すると、太平洋沿岸地域に海面変動への警戒を呼びかける内容が表示されていました。

どうやらフィリピン南部沖で大きな地震が発生したとのこと。

幸いにも私の住んでいる地域で大きな揺れを感じたわけではありませんでしたが、その通知を見た瞬間、なんとなく背筋が伸びたのを覚えています。

こういう知らせは、何度受けても慣れるものではありませんね。

遠い場所の出来事なのに

今回の地震は海外で発生したものでした。

距離だけで言えば決して近い場所ではありません。

それでも、日本沿岸に海面変動の可能性があるという情報が流れる。

改めて考えると、自然の力というものは本当に広範囲へ影響を及ぼすものなのだなと思いました。

私自身、今回の通知で直接的な被害を受けたわけではありません。

しかし、こうしたニュースを目にするたびに頭をよぎる言葉があります。

それが「防災」です。

日本で暮らすということ

日本に住んでいると、地震の話題を耳にしない年はありません。

北で起きたと思えば南で起きる。

大きな揺れがあったというニュースを見ていたら、今度は別の地域で地震が発生する。

そんなことを繰り返しているような気がします。

私の住んでいる地域では、幸いにも近年大きな被害を受けるような地震は発生していません。

ですが、それは「起こらない」という意味ではありません。

日本全国どこであっても、地震とは無縁ではいられない。

そう考えると、防災というものは特別な人だけが考えるものではなく、私たち全員に関係することなんでしょうね。

防災は後回しになりやすい

とはいえ、防災って難しいんです。

大切だということは誰もが分かっている。

備蓄も必要だと知っている。

避難経路も確認した方がいい。

家具固定もやった方がいい。

頭では理解しているんですが、どうしても日常生活の中で優先順位が下がってしまう。

私自身もそうです。

非常食を見直そうと思っていたのに忘れていたり、懐中電灯の電池を確認しようと思いながらそのままだったり。

「今すぐ困るわけではない」という理由で、ついつい後回しになってしまうんですよね。

だからこそ、今回のようなアラートは、防災について考え直すきっかけになるのかもしれません。

当たり前のありがたさ

地震や災害の話になると、いつも思うことがあります。

それは、普段の暮らしがどれだけ恵まれているかということです。

蛇口をひねれば水が出る。

スイッチを押せば電気がつく。

エアコンが動いて、冷蔵庫が動いて、スマートフォンも充電できる。

普段は当たり前すぎて意識することもありません。

ですが、災害時にはそれらが一時的に失われる可能性があります。

だからこそ、防災というのは特別な準備というよりも、当たり前の日常を守るための準備なのかもしれません。

建築と防災

住宅業界にいると、防災という言葉はより身近な存在になります。

家は、雨風をしのぐだけのものではありません。

災害時には家族を守るシェルターにもなります。

耐震性能や耐久性。

避難しやすい動線。

停電時への備え。

災害後も暮らしを継続できる工夫。

家づくりには、そうした視点も求められます。

もちろん、おしゃれな空間や使いやすい間取りも大切です。

ですが、その前提として安心して暮らせることがある。

改めて考えると、住宅の基本的な役割というのはそこなのかもしれません。

備えるという安心感

防災という言葉を聞くと、どうしても「もしもの時」を想像してしまいます。

ですが、本当の意味での備えは、不安になるためにするものではないと思っています。

むしろ逆です。

備えているから安心できる。

備えているから普段通り過ごせる。

そういうものなのではないでしょうか。

車にスペアタイヤを積んでいるから安心できるように。

保険に入っているから安心できるように。

防災もまた、暮らしを安心して続けるための準備なんだと思います。

アラートが教えてくれたこと

今回の通知は、結果として私たちの大きな被害につながるものではありませんでした。

それが何よりです。

ですが、あのアラートが鳴った瞬間に感じた緊張感は、きっと無駄ではなかったと思います。

遠くで発生した地震であっても、日本に暮らす私たちに影響を与えることがある。

そして、防災について考えるきっかけになる。

そういう意味では、あの通知は私に「備えていますか?」と問いかけていたのかもしれません。

日常の中でできること

大掛かりなことをする必要はないと思います。

非常食を少し見直す。

懐中電灯の電池を確認する。

避難場所を家族で共有する。

家具固定を検討する。

そんな小さなことでも十分意味があります。

防災というと少し身構えてしまいますが、実際には日常の延長線上にあるものなのかもしれません。

今回のアラートをきっかけに、私も改めて身の回りを見直してみようと思います。

できれば何も起きないのが一番です。

ただ、何も起きないことを願いながら、少しだけ備えておく。

そんな姿勢が大切なのかなと、鳴り響いたアラートの音を思い出しながら考えていました。