ハヤシ工務店 広報のデ〇ボみたいなキャラ 加瀬です。
先日、会社の帰りに旭市にある龍福寺へ足を運んでみました。
仕事終わりに急にお寺へ行くなんて、普段の自分ならあまりない行動なんですが、ちゃんと理由があります。
きっかけは社内での何気ない会話でした。
広報部で「そういえばホタルって今頃が時期かな?」という話が出まして。
そこから「旭市なら龍福寺でホタルが見られるらしい」という話題になったんです。
なるほど。
そう言われてみれば、ホタルなんてまともに見たことがない気がします。
そんなわけで、少し気になりまして。
仕事帰りにふらっと立ち寄ってみることにしたのです。
時すでに遅し
夕暮れが過ぎて、少し暗くなった頃。
期待を胸に龍福寺を歩いてみました。
水辺の近くを見たり、木々の間を眺めたり。
なんとなく「一匹くらい飛んでいないかな」と探してみたのですが、残念ながらホタルの姿は見つかりませんでした。
後から調べてみると、ホタルの見頃は5月中旬から下旬、そして6月上旬頃が中心とのこと。
さらに、先日の台風による影響もあったようで、どうやら完全に出遅れていたようです。
まさに時すでに遅し。
勢いだけで行動すると、たまにこういうことがあります。
まあ、それも含めて気まぐれ散歩の醍醐味なのかもしれません。
見たかったなぁという気持ち
正直なところ、そこまで本気でホタルを見ようと思っていたわけではありません。
「見られたらラッキーだな」くらいの感覚でした。
でも、実際に見られないとなると不思議なもので、少し悔しくなるんですよね。
帰り道では「せっかく来たのになぁ」と思いながら歩いていました。
考えてみれば、私はホタルをまじまじと観察した記憶があまりありません。
子供の頃にどこかで見たような気もしますが、はっきりとは覚えていない。
だからこそ、今回少し楽しみにしていた部分もあったのかもしれません。
当たり前ではなくなった景色
ホタルといえば、昔はもっと身近な存在だったという話をよく耳にします。
水辺のある田舎なら、夏になると自然に見られる場所も少なくなかったそうです。
実際、親世代や祖父母世代の話を聞くと、
「昔は近くの川にたくさんいた」
なんて話が出てくることがあります。
でも今はどうでしょう。
ホタルを見ようと思ったら、事前に場所を調べて、時期を確認して、わざわざ足を運ぶ。
そんな存在になっています。
もちろん地域によって差はありますが、少なくとも昔ほど身近な生き物ではなくなっているように感じます。
変わっていく環境
ホタルが減った理由は一つではないと思います。
河川環境の変化。
農業や土地利用の変化。
開発による影響。
さまざまな要因が重なっているのでしょう。
ただ、難しい話を抜きにしても、昔見られたものが今は見られなくなっている。
その事実だけでも、環境が少しずつ変わっていることを感じます。
普段生活していると、環境問題なんてどこか遠い話に思えてしまいます。
ニュースで聞く地球温暖化や気候変動も、どこかスケールが大きすぎて実感しにくい。
でも、「ホタルが見られなくなった」という話になると急に身近になるんですよね。
SDGsという言葉の先にあるもの
ここ数年でSDGsという言葉はすっかり定着しました。
テレビでも見ますし、学校でも企業でも取り組みが進んでいます。
もちろん大切な考え方です。
ただ、言葉だけを聞いていると、どうしても少し遠い存在にも感じてしまう。
ですが今回のように、
「見たかったホタルが見られなかった」
そんな出来事を経験すると、環境問題というのは決して遠い世界の話ではないのだと実感します。
私たちの身の回りにある自然。
いつも見ている景色。
当たり前だと思っていた生き物たち。
そういったものと確実につながっている話なんですよね。
家づくりと環境配慮
そして、この環境というテーマは家づくりとも深く関係しています。
住宅は一度建てると何十年と使われます。
その間、冷暖房を使い、電気を使い、エネルギーを消費します。
だからこそ、住宅の性能を高めることには大きな意味があります。
断熱性能を向上させる。
気密性能を高める。
エネルギー消費を抑える。
こうした取り組みは、住む人の快適性だけではなく、環境負荷の軽減にもつながっていきます。
近年、住宅業界で環境性能が重視されているのも、そうした背景があるからなんでしょうね。
小さな積み重ね
環境保全というと、大きな活動を想像してしまいます。
植林活動だったり、国際的な取り組みだったり。
もちろんそれらも大切です。
ただ、実際にはもっと身近なところから始まっているのかもしれません。
省エネ性能の高い家を建てること。
長く使える住まいをつくること。
無駄なエネルギー消費を減らすこと。
そうした小さな積み重ねが、結果として地域の環境や地球環境へつながっていく。
派手さはありませんが、とても大切なことだと思います。
来年こそは
結局、今回の龍福寺ではホタルを見ることはできませんでした。
少し残念でしたが、その代わりにいろいろ考えるきっかけにはなりました。
見られなくなったもの。
変わっていく環境。
そして、それを守るためにできること。
そんなことを考えながら帰路につきました。
来年はもう少し早い時期に行ってみようと思います。
せっかくなら、暗闇の中をふわりと飛ぶホタルを実際に見てみたいですからね。
その景色が来年も、その先もずっと続いていくように。
家づくりという仕事を通じて、少しでも環境に貢献できればいいな。
そんなことを思いながら、夜道を帰ってきました。
