「加瀬くん がなにか言ってます。」

スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

「土地に合った住まいとは?」と言われています。

ハヤシ工務店 広報の積雪担当 加瀬です。

年が明けて間もない頃、
年始のバタバタがひと段落したタイミングで、
スノボに行ってきました。

行き先は、群馬県の丸沼高原スキー場。
今年はしっかり装備を揃えたので、
正直なところ、行く前からかなり少し浮き足立っていました。

板もブーツもウェアも、 すべてがマイセレクト。
慣れていない分ぎこちなさはありつつも、
やっぱり自分で選んだ道具は気分がいいですね。
雪の上に立った瞬間に、 「来てよかったな」と思わせてくれます。

雪山へ向かう道中で

スキー場へ向かう道中、
山が近づくにつれて、風景が少しずつ変わっていきます。

道路脇には除雪された雪。
屋根の上には、しっかりと積もった雪。
当たり前ですが、
「ああ、雪が降る地域なんだな」と
目で見て分かる景色です。

そして、自然と目に入ってきたのが、
家のかたちでした。

雪国の屋根は、やっぱり違う

やはり雪の多い地域の住まいは、
屋根の傾きが強いものが多い印象でした。

屋根に雪を溜めないように、
しっかりと落とすための形。
軒の出方も、
どこか理にかなっているように見えます。

ハヤシ工務店のある旭市、
つまり九十九里エリアでは、
ここまで急な屋根を見ることは、
正直あまり多くありません。

土地が変われば、
住まいの“当たり前”も変わる。
改めて、そんなことを感じさせられました。

住まいは、その土地の答え

考えてみると、
その土地に建っている住まいの形というのは、
長い時間をかけて積み重ねられてきた
「その土地なりの答え」なのかもしれません。

雪が多ければ、雪に対応する形へ。
風が強ければ、風を受け流す形へ。
暑ければ、涼しく過ごす工夫が生まれ、
寒ければ、暖かさを逃がさない工夫が生まれる。

住まいは、
気候に対する人間なりの知恵の集合体だな、と
そんなことを思いながら車窓を眺めていました。

九十九里の気候って?

そうしているうちに、
ふと頭に浮かんだのが、
「じゃあ、旭市の住まいはどうなんだろう?」
という疑問でした。

千葉県旭市、九十九里エリアといえば、
雪はほとんど降りません。
その代わり、湿気が多い。
海が近く、潮風も強い。
夏は蒸し暑く、冬は冷たい風が骨身にしみる。

雪国とは、 まったく違う条件が揃っています。

湿気という、目に見えない相手

九十九里の住まいを考えるうえで、
やはり避けて通れないのが「湿気」だと思います。

湿気は、 目に見えません。 音もしません。
でも、確実に住まいに影響を与え続けます。

木材にとっても、 人の暮らしにとっても、
湿気との付き合い方はとても重要です。通気、換気、素材選び。
派手さはありませんが、 こういった部分が、
じわじわと住まいの快適さを左右していきます。

大切なことは、、、

雪国の急勾配屋根を見て、 「かっこいいな」と思う気持ちはあります。
でも、それをそのまま旭市に持ってきても、 必ずしも最適とは限りません。

大切なのは、 見た目を真似ることではなく、
考え方を読み取ること。

その土地の気候に対して、 どう向き合ってきたのか。
どんな工夫が積み重ねられてきたのか。それを踏まえたうえで、 今の暮らしに合う形を考える。
それが、地域に根ざした住まいづくりなのだと思います。

スノボと住まい

スノボをしに行っただけなのに、
気がつけば、 その土地の住まいや気候のことを考えていました。

でも、こういう寄り道の思考も、 悪くないですね。

遊びに行った先で、 風景を見て、 暮らしを考える。
住まいを仕事にしていると、
どうしても、そういう視点になってしまいます。

選んだ装備で雪山を滑りながら、
屋根の形や土地の気候に思いを巡らせる。
我ながら、職業病だなと思いつつ、
それも含めて楽しめた一日でした。

次にスノボへ行くときも、 きっとまた、
その土地の住まいを眺めてしまうんでしょうね。