ハヤシ工務店 広報の石化担当 加瀬です。
最近、「Dr.STONE」をアニメで見すすめています。
文明が一度まっさらにリセットされてしまった世界で、科学が大好きな主人公・千空が、石器から現代文明を“ほぼ最短距離”で再建していくあのシリーズです。
いやもう、「そんな一気に作れる!?」とツッコミを入れつつも、気づいたら毎話ワクワクして見てしまうんですよね。
火起こしから始まり、鉄をつくり、ガラスを焼き、薬を精製し…とにかく現代で「当たり前」と思っている道具や技術が、いかにして生まれたのかが、目の前でどんどん積み上がっていく。
で、それを眺めているうちに、「ああ、私たちの暮らしって、科学と人類の叡智の積み立てなんだよなあ」と、なんだかしみじみしてしまったわけです。
科学の復活劇には必ず“暮らし”がある
作品の中でも印象的なのが、人類が文明を作り直すとき、真っ先に必要になるのは“暮らしに直結したこと”だという点。
寒さをしのぐために家を作る。
冬に備えて保存食を作る。
水を確保し、道具を作り、作業場を整える。
どれもこれも、突き詰めれば「生きる」という行為に密接しているものばかりです。
結局、文明って、人の暮らしを支えるところから始まるんだなあ、と妙に納得してしまいます。
そして、ストーブを作る回なんか見ていると、「家を暖かくする」って、現代の住宅でも大事なテーマだよなあとつい職業柄考え始めてしまうわけでして。
科学が進歩しても、根っこの部分は変わらないんですよね。
「快適に、安全に、安心して暮らす」。
文明も、家づくりも、このために積み上がってきたんだなと。
家づくりとは=人類の叡智
アニメを見ながらふと思ったのが、「僕らが普段触れている住宅技術って、どれもこれも文明の結晶なんだよな」ということ。
だって、家ってただの箱じゃないんですよね。
柱や梁の構造もそう。
木材の乾燥技術もそう。
ガラスだって、断熱材だって、調湿材だって、どれも科学が積み重なって生まれたものです。
家の性能をどう上げるか、どう快適にするか、どう長持ちさせるか——そのために、たくさんの知識と技術が詰め込まれています。
そして何より、家を建てるときって、お客様それぞれに「こんな暮らしがしたい」とか「こういう家にしたい」という思いがあって、その思いを図面に落とし込み、現場で大工さんや業者さんが腕を振るって形にしていく。
これ、改めて考えるととんでもないことですよね。
何もないところに、思い描いた暮らしを“具現化”していくわけですから。
千空のように一人で文明を再建するわけではないですが、
現場には現場の専門家がいて、それぞれが受け継いできた技術を持ち寄りながら、一つの家ができあがっていく。
そんな姿が、なんだか「現代版クラフト文明」みたいにも思えてきます。
道具と技術がつなぐ、現代の“ものづくり”
さらに言えば、現代の建築現場にはありとあらゆる道具があります。
電動工具もあれば、レーザー墨出し器もあるし、CADの図面もある。
でも、その根っこにあるのは、結局「どうやったら暮らしが良くなるか」というシンプルな問いなんですよね。
ドクターストーンの世界では、文明そのものがゼロになっていたからこそ、道具も材料も全部自分たちで作っていく必要があったけれど、僕らは先人たちの知恵を受け取りながら、その先を積み重ねていける。
そう思うと、家づくりってなんだかロマンのある行為だな、と。
文明の恩恵そのものを日々の暮らしに変換していく仕事なんだな、と、アニメを見ながら気づかされたのでした。
科学アニメを見て、家づくりの尊さを再確認した話
なんてことを、ドクターストーンの科学バトル(?)の合間に思っていたりします。
文明があるって当たり前じゃない。
家があるって当たり前じゃない。
そこには、気の遠くなるような知識の積み重ねと、職人たちの技術、そして「良い暮らしをしたい」という人間の願いが詰まっています。
だからこそ、家づくりに関わっていると、「偉大だなあ…」と思う瞬間が度々あるんですよね。
科学アニメをきっかけに、こんな風にしみじみと再確認する日が来るとは思いませんでしたが、作品って本当にいろんな気づきをくれます。
