「加瀬くん がなにか言ってます。」

スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

「選択迫る」と言われています。

ハヤシ工務店 広報のドラム担当 加瀬です。
映せる画がないので、サムネはイメージです。

最近どうも、洗濯機の調子がよろしくないようです。
音がガコンガコンと派手になってきたし、振動を感知して緊急停止するし。
そろそろ寿命なのかもしれません。本体の製造年式を見たら「2010年」。、、、WOW。
毎日当然のように使っているけれど、いざ壊れそうになると、「あれ、次どうしよう」って慌ててしまうものですね。

ということで、最近は空き時間に洗濯機の情報をちょこちょこ調べています。
家電量販店のレビュー、YouTubeの比較動画、SNSでのリアルな使い心地…。
そして例によって、そうやって調べているうちに、だんだん目的が「洗濯機選び」から「空間の見直し」に変わってきました。
なにかと思考が回り道をする今日この頃です。

ドラム式って、もしかして空間が広がる…?

今使っているのは、日立のビートウォッシュというやつです。
特に不満があるわけでもなかったのですが、今回あらためて候補に挙がってきたのが“ドラム式”。
乾燥機能に魅かれた…というより、「あれ?ドラム式だと上が空くんじゃない?」とふと思ったんです。

縦型だとどうしてもフタを開け閉めするために上部の空間を開けておかなければいけませんが、
ドラム式なら前開きなので、上に収納棚を設けたり、作業台を置いたりする余地が生まれそうです。
たったそれだけのことなのに、妙にワクワクしてしまうのは、
日々の暮らしの中で「ちょっとした不便」に無意識に疲れていたからかもしれません。

洗濯物を畳む場所がない。
ハンガーが一時的に置けない。
タオルを収納する棚が少し遠い。
そういった小さな“足りない”が、上の空間をどう活かすかで少し解決できる気がしてきます。

洗濯機ひとつで、暮らしの流れが変わる

ドラム式にすることで、洗濯物を「干す」工程が減るというのも魅力的です。
完全に乾くまで乾燥機に任せられれば、
洗濯→干す→取り込む→畳む、という一連の動作の中で“外に出す”工程がまるまるなくなるわけです。
つまり、“家の中”で完結できる。

これって、建築的に考えるとわりと大きな変化です。
外に干す前提だと、ベランダやウッドデッキ、物干し金物の位置、通風の確保など、
間取りや開口部の設計にかなり左右されます。
でも乾燥機を使って屋内で完結するなら、
ランドリースペースとクローゼットの動線や、洗面所との連携、そういった“屋内での動き”に集中できるようになる。

つまり、「洗濯機を変えること=暮らしの流れを変えること」でもあるのかもしれません。
そんなことを、夜な夜な家電のレビューを見ながらぼんやり考えています。
以前のブログでもお話した通り、車も調査中なので、
日頃何かのレビューを追っています。(むしろ追われている?)

ランドリールームという空間の見直し

最近は「ランドリールーム」という言葉も定着してきました。
洗濯機があるだけの場所ではなく、“洗って、干して、畳んで、しまう”までをスムーズにつなげる空間としてのランドリー。
この考え方、とても合理的だし、暮らしを軽やかにしてくれる気がします。

洗濯機の上にカウンターをつけて、その場で畳む。
その下にカゴを仕込んでおいて、家族ごとに仕分ける。
壁にはアイアンのバーを設置して、一時的に干せるようにする。
ちょっとしたことですが、こういう“洗濯にまつわる小さな不便”をつぶしていく設計って、
じわじわと暮らしの質に効いてくるんですよね。

今までは「洗濯=家事の一部」で、なるべく見せたくない、隠したい場所だったけれど、
それを“ちゃんと向き合う空間”として捉えてみる。
そんな発想の転換もまた、洗濯機の買い替えから始まるのかもしれません。

洗濯機はただの家電じゃないのかも

こうしてあれこれ考えていると、洗濯機ってただの白物家電じゃなくて、
“暮らしのハブ”になり得る存在なのかもしれない、なんて思えてきます。
洗濯機の形や大きさ、置き方ひとつで、空間のあり方も、動線も、家事の流れも、全部変わってくる。
洗濯機が家の中の“動線の節”になっているような感覚です。

しかも洗濯って毎日のことですからね。
まわして、干して、畳んで…と、
一日を区切る小さなリズムのようでもあります。
そんな大切な家事の相棒が、今、買い替えのときを迎えている。

なんだか少し感傷的になってしまいますが、
この洗濯機がくれた15年分の暮らしに感謝しつつ、
次の一台と、そしてその先のランドリー空間を、もうちょっとだけ悩んでみようと思います。

(ご時世なのか、家電も高いですね、、、)