「玄関」とは
家にある正面の入口っていうことなのは当然のことで
知っていると思うが、
この言葉は仏教(禅)からきた言葉であることを知ってる方は少ないだろう。
もともと玄関は禅宗の寺院にしかなかったもので、
「玄関」とは奥深い悟りの境地に入る入口(関門)という意味で、
禅宗の寺院では「ここは厳しい修行道場」
とわかるように入口に「玄関」の文字を掲げていたそうです。
そこから、今のように家の入口を玄関と呼ぶようになってきたそうです。
「挨拶」も禅語だ。
今は、人にあった時や別れるときに取り交わす礼にかなった動作や言葉の意味だが、
禅では
「挨」は積極的に前に進むこと
「拶」は相手に切り込んでいく
この二つの漢字を合わせ、禅宗では修行僧が切磋琢磨して修行に励むことをさして、
それが変化し、相手に問答を仕掛ける禅問答を挨拶と呼ぶようになり、
いつしか今の意味になったそうだ。
禅語は面白い。永平寺に行ってみては?