百術不如一誠

社長ブログ

百術不如一誠

時には、思い上がりと自己満足

昨日の社内ミーティングで

自分の担当する仕事で、これは誰にも負けない事を3つあげろと

スタッフからの指示により2分以内の条件であげてみた。

 

この司令は私にとって少し酷なものだった。

 

自分のダメな所、つまり短所をあげろと言われれば

瞬時に十指に余る欠点をあげることができる。

しかし、誰にも負けない長所となるとそうはいかない。

何故、自分にもあるはずの長所がすぐに思いつかないのか・・・

 

自分たちの子供時代は、短所を直せという教えが主流だ。

学生時代の部活動においても、短所を克服するために

必死で練習したものだ。

短所には目をつぶり、長所を伸ばせという指導は

残念ながら記憶にない。

「時代だね」とひとくくりに言うのは簡単だが、

少し割り切れない。

 

叱るよりも誉めろ、

人は誉めて伸ばせ、

というのも、そんな経験を持たなかった大人たちの

「気づき」からの言葉だろう。

(もしかしたら、ゆとり教育の成り立ちもこういった背景があるのかもしれない)

 

他人から見ればすぐに見えるはずの自分の長所が、

自分で見えないという情けない事態を回避するための方法は、

 

思いあがりや自己満足でもいいから

自分をもう一度見つめなおしてみるべきだろう。