ハヤシ工務店 広報のメンテナンス担当 加瀬です。
先日、弊社のPACOモデルハウスをご案内する前に、いつものように準備をしていました。
モデルハウスの中を確認して、窓を開けて空気を入れ替え、外回りをぐるっと一周。
ご来場いただくお客様に気持ちよくご見学いただけるよう、毎回こうした準備を行っています。
そういえば、このPACOモデルハウスも、昨年末に開催された「東京トレーラーハウスショー」で展示されてから、現在の敷地へ運ばれてきて、もう半年ほどになるんですね。
時間が経つのは本当に早いものです。
もうすっかりこの場所の景色に馴染んでいます。
半年という時間
半年と聞くと、それほど長い時間ではないようにも感じます。
ですが、屋外に置かれている建物にとっての半年というのは、意外といろいろな出来事があります。
春の花粉。
黄砂。
雨。
風。
強い日差し。
そして虫たち。
建物は毎日、そうした自然環境の中にあります。
当然ですが、PACOも例外ではありません。
本体も、付属しているウッドデッキも、基本的には雨ざらし。
毎日少しずつ汚れが積み重なっていきます。
気づけば増えているもの
外回りを見ていると、
「あれ、ここにも蜘蛛の巣が。」
なんてことがよくあります。
昨日まで無かったはずなのに。
いや、気付かなかっただけなのかもしれません。
鳥が休憩していった形跡もありますし、風で飛んできたホコリや落ち葉もあります。
自然の中に建っている以上、それは仕方のないことです。
むしろ、自然がちゃんと仕事をしている証拠なんでしょうね。
とはいえ、お客様をご案内する立場としては、そのままというわけにもいきません。
気持ちよく見学していただけるよう、毎回きれいな状態へ整えています。
掃除をしていて思うこと
こうした掃除をしていると、素材による違いを実感することがあります。
弊社の建物でもよく採用しているガルバリウム鋼板の外壁。
これが本当に掃除しやすいんです。
もちろん全く汚れないわけではありません。
雨風にさらされていれば、汚れは付きます。
ですが、付いた汚れが比較的落としやすい。
軽く拭くだけで「あれ、こんなにきれいになるの?」と思うことも少なくありません。
毎回掃除をしているからこそ、そのありがたさを実感しています。
メンテナンスは毎日の積み重ね
住宅というのは建てたら終わりではありません。
むしろ、本当のお付き合いはそこから始まります。
10年。
20年。
30年。
それ以上。
長い時間を共に過ごしていく存在です。
だからこそ、「掃除しやすい」「汚れが落ちやすい」ということは、思っている以上に大きな価値があります。
一回の掃除なら数分の差かもしれません。
でも、それが何十年と積み重なったらどうでしょう。
きっと、かなり大きな違いになります。
見た目だけでは分からない魅力
家づくりというと、どうしてもデザインへ目が向きます。
おしゃれな外観。
かっこいいキッチン。
素敵な照明。
もちろん、それらは家づくりの楽しさでもあります。
ですが、実際に暮らし始めると、
「掃除しやすい。」
「汚れが付きにくい。」
「手入れが楽。」
こうした部分のありがたさを感じる場面が、本当に多いんですよね。
住み始めてから毎日のように感じることだからこそ、実はとても重要なんだと思います。
外だけではありません
メンテナンス性というと、外壁ばかりを思い浮かべるかもしれません。
ですが、家の中にも同じことが言えます。
例えば床材。
傷が付きにくいもの。
汚れを拭き取りやすいもの。
水に強いもの。
キッチンや洗面台もそうです。
毎日使う場所だからこそ、掃除のしやすさや耐久性は暮らしに大きく影響します。
収納の中だって同じです。
埃がたまりにくい形状だったり、手が届きやすかったり。
小さな工夫の積み重ねが、日々の家事を少しずつ楽にしてくれます。
暮らしを支える性能
住宅性能というと、
断熱性能。
気密性能。
耐震性能。
こういった数字で表せる性能へ注目が集まります。
もちろんどれも非常に大切です。
ただ、それと同じくらい、
「掃除しやすい。」
「手入れしやすい。」
そんな性能も、毎日の暮らしを支えているように思います。
派手ではありません。
パンフレットでも一番目立つ項目ではないかもしれません。
でも、住み始めると毎日のように恩恵を感じる。
そんな縁の下の力持ちのような存在なんですよね。
長く住む家だからこそ
家は数年で買い替えるものではありません。
長い人生を一緒に過ごしていく場所です。
だからこそ、「建てた時にきれい」だけではなく、「何年経ってもきれいを保ちやすい」という視点は、とても大切なんだと思います。
忙しい毎日の中で、掃除に何時間もかけられる人はそう多くありません。
だからこそ、素材や設備が少しでも手助けしてくれる。
それだけで暮らしはずいぶん楽になります。
最近は共働きのご家庭も増えていますし、そうしたメンテナンス性はますます重要になっていくのかもしれません。
掃除をしながら考えていました
今回もモデルハウスを一通り掃除して、お客様を迎える準備が整いました。
きれいになった外壁を眺めながら、
「やっぱりガルバリウムって優秀だなぁ。」
なんて、一人でしみじみ思っていました。
家づくりというと、どうしても完成した瞬間に目が向きがちです。
ですが、本当に大切なのは、その先の暮らしです。
10年後も。
20年後も。
変わらず気持ちよく住み続けられること。
そのためには、断熱や耐震だけではなく、メンテナンスのしやすさもしっかり考えておくことが大切なんだと、毎回モデルハウスを掃除するたびに感じています。
派手さはないけれど、暮らしを支えてくれる性能。
そんなところにも目を向けながら家づくりを考えると、住み始めてからの毎日は、きっともっと快適になるんじゃないかなと思う今日この頃でした。
