「学び方と暮らし方」と言われています。 – スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

スタッフブログ

「加瀬くん がなにか言ってます。」

「学び方と暮らし方」と言われています。

ハヤシ工務店 広報の鳥担当 加瀬です。

最近、よく広告で流れてくる「Duolingo」というアプリを入れました。

語学や数学、チェスなどを学べる勉強アプリで、以前から存在は知っていたのですが、身内がそれでスペイン語を勉強していて、「なんだか面白そうだな」と思い、私もはじめてみました。

こういうのって、身近な人がやっていると急に気になるんですよね。

広告で見かけたときは「ふーん、勉強アプリね」くらいだったのに、実際に使っている人がいると、「どんな感じなんだろう」と興味が湧いてくる。

それで、気づけば自分もアプリを入れているわけです。

Duolingoは、1日10分程度の時間でコツコツ学べる仕組みになっています。

問題を解いて、正解するとポイントが貯まって、連続学習の日数が伸びていく。

ゲームのような感覚で進められるので、「よし、今日は勉強するぞ!」と気合いを入れなくても、なんとなく始められるのが面白いところです。

しかも、決めた学習頻度に合わせて勉強をやり損ねていると、アプリアイコンが圧を掛けてきます笑。

「そろそろやらないんですか?」と言わんばかりの、あの感じ。

いや、分かってますよ。

分かっているけど、今日はちょっと……。

そんなやり取りをスマホの中のキャラクターとしながら、結局アプリを開いてしまう。

勉強なのに、少しラフ。

でも、こういう仕組みがあるからこそ、続けやすいのかもしれません。

勉強は「机に向かうもの」だけではない

最近は、こうしたラフに勉強できるサービスがずいぶん増えました。

スマートフォンひとつで、語学を学べる。

動画を見ながら、専門的な知識を学べる。

移動中に音声を聞いて、資格の勉強をする。

ちょっとした待ち時間に、問題を解く。

昔だったら「勉強するぞ」と思ったら、教科書や参考書を開いて、机に向かって、鉛筆を持って……というイメージが強かった気がします。

もちろん、今でもそういう勉強は大切です。

でも、学び方そのものは、ずいぶん自由になってきたように感じます。

私も最近は、ソファでスマホをいじりながら、Duolingoで勉強しています。

「勉強しています」と言うと、なんだか少し真面目な響きですが、実際にはソファに座って、片手にスマホを持っているだけ。

姿勢もそんなに良くない。

途中で猫が近くを通れば気になるし、通知が来ればそちらも気になる。

……これで本当に勉強になっているのか、と思わなくもないですが。

それでも、少しずつでも続けていれば、何かしら身につくものはあるのでしょう。

そんなふうに、ソファで光る画面を相手に勉強していると、ふと小さい頃の家での勉強の記憶が蘇ってきました。

小さい頃の「勉強する場所」

私が小さい頃、家で勉強するといえば、やっぱり机でした。

子ども部屋に置かれた学習机。

教科書やノートを広げて、鉛筆を持って、宿題をする。

学校から帰ってきて、「宿題やらなきゃなぁ」と思いながら机に向かう。

そんな風景が、なんとなく記憶に残っています。

学習机って、子どもの頃はかなり大きな存在でした。

引き出しがたくさんあって、教科書を入れる場所があって、机の上にはライトがあって。

机の横にはランドセルを置く場所があったり、時間割を貼るスペースがあったり。

「ここは勉強するための場所ですよ」と、家具そのものが教えてくれているような感じです。

もちろん、机に座ったからといって、必ず勉強するわけではありません。

鉛筆を削ってみたり、引き出しの中を整理してみたり、漫画を読んでみたり。

「勉強を始めるまでの準備」がやたら長い。

あれは何だったんでしょうね。

今思えば、勉強よりも机の周りをいじっている時間のほうが長かった日もあった気がします。

それでも、机という場所には、「ここに座ったら勉強する」という役割がありました。

リビング学習という考え方

そんな昔の記憶を思い出していると、最近よく聞く「リビング学習」という言葉が頭に浮かびました。

子どもが自分の部屋ではなく、リビングやダイニングなど、家族が集まる場所で勉強するスタイルです。

少し前までは、「勉強は子ども部屋で」という考え方が一般的だったように思います。

子ども部屋に机を置いて、そこで集中して勉強する。

でも、最近は、リビングの一角に勉強スペースを設けたり、ダイニングテーブルで宿題をしたりする家も増えています。

その理由はいろいろあると思います。

親が近くにいることで、分からないことをすぐに聞ける。

子どもが何をしているか、自然に目が届く。

家族の気配を感じながら勉強できる。

そして、何より「勉強するために、わざわざ別の部屋へ行かなくてもいい」という気軽さがあるのかもしれません。

私自身、ソファでアプリを開いているので、少しその気持ちが分かるような気もします。

「勉強するぞ」と思って、机に向かう。

それもいい。

でも、「ちょっとやってみようかな」と思ったときに、すぐ始められる。

それも、学びを続けるうえでは大事なことなのかもしれません。

家族の気配がある場所で学ぶ

リビング学習の話を聞くと、家の中にある「家族の気配」というものを改めて考えます。

子どもが勉強している横で、親が夕飯の準備をしている。

テレビの音が少し聞こえる。

誰かが冷蔵庫を開ける。

猫がテーブルの下を通る。

そんな、いかにも生活らしい音や気配がある中で、子どもが勉強する。

もちろん、集中できるかどうかは人それぞれです。

静かな場所のほうがいい子もいるでしょうし、多少生活音があるほうが落ち着く子もいる。

兄弟がいれば、同じ場所で勉強することで刺激になることもあれば、逆に気が散ることもある。

だから、「リビング学習が絶対にいい」という話ではないと思います。

大切なのは、子どもがそのときの自分に合った場所を選べることなのかもしれません。

家の中に、静かに集中できる場所がある。

一方で、家族の気配を感じながら勉強できる場所もある。

その両方があれば、学び方の幅も広がります。

「専用の場所」から「使い分ける場所」へ

家づくりの視点で考えると、勉強する場所も、昔と今では少し考え方が変わってきたように思います。

以前は、「子ども部屋に学習机を置く」という形が分かりやすいものでした。

もちろん、今でもそれは有効です。

自分の荷物を整理できる。

集中できる。

成長してからも、プライベートな空間として使える。

子ども部屋には、そうした良さがあります。

ただ、最近では、家の中に「勉強専用の部屋」をつくるというよりも、暮らしの中に勉強できる場所を組み込むという考え方もあります。

例えば、リビングの一角にカウンターを設ける。

ダイニングの近くに、ノートや教科書を置ける収納をつくる。

家族が使うワークスペースを設ける。

階段を上がった先のホールに、ちょっとした机を置ける場所をつくる。

こうしたスペースがあれば、子どもが小さいうちは親の近くで勉強し、成長したら自分の部屋で集中する、という使い分けもできます。

家は、住む人の成長に合わせて使い方が変わっていくものです。

小さい頃はリビングで遊んでいた子どもが、少し大きくなればそこで宿題をする。

さらに成長すれば、自分の部屋で勉強するようになる。

そして、いつかは大人になって、ソファでスマホを見ながら語学アプリを開く。

……最後の例は私ですが。

そう考えると、家づくりでは「今、何をする場所か」だけでなく、「これからどう使われるか」も考えておくと、暮らしの変化に対応しやすくなるのかもしれません。

学び方が変われば、家の使い方も変わる

昔は、勉強といえば紙と鉛筆が中心でした。

今は、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って学ぶことも珍しくありません。

教科書を開く場所だけでなく、動画を見る場所、オンライン授業を受ける場所、音声を聞く場所、ちょっとした問題を解く場所。

学び方が増えれば、必要な空間も少しずつ変わっていきます。

例えば、タブレットを置けるカウンター。

充電しやすいコンセント。

教材や文房具をしまえる収納。

オンライン授業を受けるときに、少し落ち着いて座れる場所。

こうしたものは、ひとつひとつを見ると小さなことですが、積み重なると「勉強しやすい家」につながっていくのだと思います。

もちろん、設備を整えれば勉強が好きになる、というわけではありません。

そこは、そんなに簡単な話ではないですよね。

机が立派だから勉強するわけでもないし、部屋が広いから集中できるわけでもない。

でも、「やろうと思ったときに、すぐ始められる」「必要なものがすぐ手に取れる」「家族の気配を感じながら取り組める」。

そうした環境があることで、学びへのハードルが少し下がることはあるのかもしれません。

勉強する場所も、暮らしの一部

Duolingoを始めてみて、改めて思ったのは、勉強というものがずいぶん身近になったな、ということです。

昔は「勉強の時間」をつくって、机に向かう。

今は、ちょっとした時間にスマホを開いて、10分だけ学ぶ。

もちろん、深く理解するためには、まとまった時間や集中できる環境が必要なこともあります。

でも、学びの入口が広がったことは、素直に面白いなと思います。

そして、それは家の中の勉強する場所にも、少しずつ影響しているのかもしれません。

「勉強は子ども部屋でするもの」と決めつけるのではなく、リビングでも、ダイニングでも、ワークスペースでも、そのときに合った場所で学べる。

家族の気配を感じながら学ぶ日もあれば、ひとりで静かに集中する日もある。

紙の教材を広げる日もあれば、タブレットを使う日もある。

そうやって、暮らしの中にいろいろな学び方があっていい。

家づくりというと、つい「どんな部屋をつくるか」ということに目が向きますが、「その部屋で、どんなふうに過ごすのか」まで考えてみると、また違った見え方がある気がします。

子どもが勉強する場所も、成長や時代に合わせて変わっていく。

だからこそ、最初から使い方を決めすぎず、少し余白を残しておくことも大切なのかもしれません。

まずは10分、続けてみる

そんなことを考えながら、今日もソファでDuolingoを開いています。

アプリのアイコンから、また何か圧を掛けられている気がする。

「はいはい、分かりましたよ」と言いながら、問題を解く。

10分程度とはいえ、毎日続けるとなると、なかなか侮れません。

勉強って、始めるまでが一番大変だったりしますからね。

「今日はやらなくてもいいかな」と思った日に、ちょっとだけでも始められる。

その「ちょっとだけ」が、積み重なっていく。

そう考えると、勉強する場所も、あまり堅苦しく考えなくていいのかもしれません。

机に向かうことも、リビングで取り組むことも、ソファでアプリを開くことも。

それぞれに良さがある。

家の中に、そんなふうに学び方を選べる場所があれば、子どもにとっても、大人にとっても、暮らしの幅が少し広がるのではないでしょうか。

……まあ、まずは私自身が、アプリの連続学習記録を途切れさせないように頑張らないといけませんけどね。

勉強する場所の話をしていたはずが、最後は自分の三日坊主対策の話になってしまいました。

でも、そういう気軽さも含めて、今の学び方なのかもしれません。