百術不如一誠

社長ブログ

百術不如一誠

防水透湿シート 2/3

5年前に、アメリカのシカゴで

パッシブハウスの建設中の現場と完成物件を

大型バスで見てまわった。

その時バスの中で大きな笑いにつつまれた。

バスに乗っている人達はアメリカでも先進的な設計士とビルダー達である。

その中に1人、イタリア野郎がいて、面白おかしく騒いだ。

私は、

意味がわからなかったので・・

隣の座っていた方に、ゆっくりと話して頂いて、

笑いが起きた意味を理解した。

 

通りがかりの建設中の集合住宅を指差して、

そこに、不織布タイプのシートが施工されていた。

さっきまで、ZIPボードや外気密の防水透湿シートを散々見てきたので、

そのシートが「オールドスタイル」「チープスタンダード」と騒いだのだ

そのイタリア野郎のキャラクターもあってか、笑いが起きた。

そのイタリア野郎とは、今でもFacebookで繋がっている。

実際バスの中は、そのシートが

オールドスタイルであるという認識を多くの方がもっているように

感じられた。

衝撃的で、少しがっかりした。

なぜなら、

弊社では、フィルムタイプではない、

長期保証ある、コストの高い不織布タイプを

使用していたのに、笑われたような気がした。

 

そこから、防湿透水シートを調べまくった、

するとさらに衝撃的で、

海外には、性能の良いメンブレンがたくさんある。

多くの優れた防水透湿シートが存在している。

ドイツ、アメリカ、イギリスetc

なんてことだ!

 

(そこで、JIS規格とはなんぞや!となるが、ISOやDIN、ANSIの決定的な違いの説明はしない・・追々話します。)

 

で、そこから検討して今では、弊社はこんなシートになってます。

 

つづく